Studio株式会社は、クリエイティブ業界でのポジションを強化し、事業のさらなる拡大を目指して、大規模なリブランディングを発表しました。この変革は、クリエイター向けにより幅広いサービスを提供するための戦略的な動きであり、新たなビジョンのもと進化をするようです。これまで、日本初のプロダクトとしては異次元のスピードで進化してきたStudioが、どのようにグローバル展開していくのか、非常に楽しみはフェーズになってきましたね。以下、もう少し詳しく内容を見ていきましょう。ブランドビジョンの進化今回のリブランディングの主な目的は、Studio株式会社が提供するサービスの枠を広げ、より多くのクリエイターが利用できるプラットフォームへと進化させるようです。新コンセプトは『すべての創造者のための器』とのこと。ワクワクしますね!これまでは、主にデザインやアートに関わるプロフェッショナル向けのツールが中心でしたが、今後はさらに多様なクリエイティブ分野に対応し、音楽、映像、ファッション、建築など、幅広い業界のクリエイターが利用できる「総合的なクリエイティブプラットフォーム」として成長することを目指していくようです。VIもグローバルを意識して変更Studioの発表によると以下のとおり45度の直線をアイデンティティとして継承しつつ、多様なユーザーのクリエイティビティを受け止める『器』をモチーフとして採用。メインのVIは無色にしました。ブランドの表記も「STUDIO」から「Studio」に変更しました。引用:Studio株式会社プレスリリース(https://studio.inc/pressrelease/rebranding_2024)画像 / Studio株式会社ウェブサイトより引用グローバル展開を見据えてか、大文字の『STUDIO』から『Studio』と自然な読みやすさへ変更したようです。ロゴの展開も4パターンあり、様々な状況に対応できるようになっていますが、いずれも省略の仕方が秀逸で、アイデンティティをしっかり表現できています。流石です。サブブランドでカラー展開画像 / Studio株式会社ウェブサイトより引用メインのVIは無色ですが、サブブランドではそれぞれのカラーを選定していて、一目でどの展開なのかがわかるようになっているようです。エディターも進化しますこれまでのStudioは、直感的な操作感で、ノーコードWeb制作プロダクト系の中でも異色の存在でした。類似の世界的なノーコードWeb制作プロダクトだと『Webflow』が有名ですが、目指すところは近くても操作感は大きな違いがあり、Studioに期待をするクリエイターはかなり多かったはずです。そのStudioが、大きくエディターを進化させるとのことで、非常に期待感が高まります。サイトでは以下の3つの内容を挙げています。プロフェッショナルデザイナーには、高い表現力を担保しながら、より効率的に作業できる環境をエンタープライズ企業には、各社の事業ニーズや社内環境に合わせた、より幅広いユースケースへの対応を個人や小規模で利用される方には、専門的なスキルを持ち合わせていなくても、質の高いサイトが素早く作れる体験をこれだけでも十分、何をしたいかが伝わってきますよね。つまり、フェーズに関係なく、規模に関係なく、クリエイティブな思想さえあれば、それを表現し、体現できる世界を創るという大きな目標が見えてくるわけです。新エディタは2024年内にβ版が発表されるそうなので、今から楽しみです。また、新エディタ発表後も現在のエディタは引き続き使用できるみたいです。料金プランも大きく変わりますStudioの料金プランにも大幅に変更があるようです。変更のポイントは8つのハイライトとして分かりやすく示されています。Starter・CMS・Businessの3プランから、個人向けとビジネス向けの4プラン構成へと改定月額590円から利用できる「Mini」プランが登場Businessプラン以上で高度な権限管理を利用可能にEnterprise限定の一部機能を「Business Plus」プランで提供スタートアップなど創業初期の皆様の成果創出をサポートする「スタートアップ割」を新設プランごとのPV数上限を、Visitor数へと計測基準を改良デザインエディタの内部改良とともに「ページ数」上限を明示「CMSモデル数」上限を追加さらに、料金プランの表も見ていきましょう。画像 / Studio株式会社ウェブサイトより引用これまでのプランに比べて、さらに細分化されました。ざっと見た限りですが、利用者のグルーピングが明確になったため、それぞれの利用レベルにフィットするプランに再編された印象を受けました。プラン対象のイメージFree学祭などの予算の出ない1日イベントなどMiniLPPersonal一般的なコーポレートサイトBusiness大規模なコーポレートサイトBusiness Plus複数部署などで運用する可能性がある大規模サイトこんなところでしょうか。さらに、これまで同様にさらにハイエンドなプランとしてエンタープライズプランも用意されています。詳しくはこちらをご覧ください。最後にさて、いかがでしたでしょうか。先にも書きましたが、Studioは日本初のノーコードWeb制作系プロダクトの中ではダントツの存在で、esorabridgeにとっても欠かせない愛すべきプラットフォームです。しかし、グローバルで見ていくと、Webflowのようにノーコードでありながら、ECサイトやアプリケーションを作れる素晴らしいプロダクトが出てきています。しかし、これらは直感的に素人が制作できるものではないため、Studioとは似て非なるプロダクトなんです。だからこそ、これまでの限られた人のためのプラットフォームでなく、『すべての創造者のための器』という思想を前面に出して差別化をしていくのだと思います。初志貫徹。これが今後のStudioの魅力に繋がっていくと確信しています。素晴らしいプロダクトなので、まだ触ってない方は、ぜひ一度試してみてください。とても楽しいですよ。