色校正って絶対必要?印刷物のデザインの見積もりを発注した際に、『色校正』という項目が入っていることが多いと思います安価なもので数百円から高いものになると数千円〜数万円という場合もあると思います印刷費だけでも費用がかかるのに、この『色校正』っていうものにお金がかかるのは嫌だなぁ、なんとか無くせないかなぁという方も多いのではないかと思いますしかし、この色校正はクオリティの高いデザインをするためには必須のプロセスとなりますここではその『色校正』についての概要をご紹介し、デザインを発注する際の検討材料としていただければと思います色構成って何?色校正というのは、本番の印刷を行う前に『データの不備』や『色の調子』を確認し、トラブルを防ぐための確認作業のことです色校正には『本機色校正』と『簡易色校正』(業者によって呼び方が変わる場合あり)の2種類があり、それぞれのメリット・デメリットがあるため、デザイン業者は目的に応じてこれらを使い分けながら制作を行っています『本機色校正』と『簡易色校正』の違いは?本機色校正本番の印刷環境と同じ状態(本印刷同様の印刷機、インキ、本紙にて印刷を行う方法)であるため、本番とほとんど誤差のない試し刷りが可能な方法ですそのため『商品カタログ』や『ポスター』『美術系の図録』などに向いています簡易色校正インクジェットで簡易的に色を再現する方法です比較的安価で行えますが、再現性は本機色校正に比べると落ちてしまいますそのため費用があまりかけられなかったり、厳密な色の調整が不要な場合に向いていますそれぞれのメリット・デメリットを考慮して最適なプロセスを先ほど簡易色校正は、あまり精度が高くないと書いてしまいましたが、印刷業者によってはそこをフォローするための商品を用意していたりします例えば印刷のグラフィックという会社であれば、『デジタルプルーフ』という商品を用意していますこれは本紙による簡易色校正を行う商品ですサイトには以下のように紹介されています実際に印刷に使用する用紙で出力いたします。また、プロファイルを使用して出力いたしますので、本印刷の仕上がりに近いイメージをご確認いただけます。https://www.graphic.jp/options/proof/digital#digitalより引用インキや出力形式はオフセット印刷で使われるものではありませんので、用紙表面の凹凸やインキの受理性などに影響する風合いまでは確認できませんが、インクジェットならではの安定した品質で簡易校正としてはトップクラスの仕上がりです。https://www.graphic.jp/options/proof/digital#digitalより引用また、本印刷するデータとの紐付きもできるため、デジタルプルーフで色を近づければ本印刷でも可能な限り近づけてもらえるみたいですこのように、費用を抑えながらも印刷のクオリティを上げるようなプロセスを選択したり、もしくは思い切って色校正を無しにすることも選択することだってできます(多くのデザイン事務所は嫌がるかもしれませんが...)各色構成のメリット・デメリットとはなんたるやを理解することで、自分の目的や予算に合った色校正を検討してみましょうesorabridgeへのご依頼はこちら