最近よく耳にする『Saas』について知ろう仕事をしている方は、『Saas』という言葉を耳にする機会が増えていると感じるのではないでしょうか。ちょっと前から急に現れて、一気にビジネスで主役級の存在感になってきた『Saas』。これはどうやら避けては通れないものなのではと危機感を持ってはみるものの、『正直あんまりわからない🤔』という方のために、Saasについてご紹介していこうと思います。目次はこちら。そもそも『Saas』ってなに?Saasとは『Software as a Service』の頭文字をとった略称のことです。日本語に直訳してみると『サービスとしてのソフトウェア』ということになりますね。ただ、ソフトウェアといっても、クラウド上で使用できるソフトウェアのことを指し、以前のようにディスクなどからPCヘインストールする必要がなく、サインインしてログインするだけでいつでもインターネット環境下であれば使用できるという特徴があります。また、権限付与することで、複数人で同時に作業できたり、管理できたりします。そのためチームでの作業にも非常に便利な環境であると言えます。以上のことを整理すると、インターネットでログインすることで使用できる。複数人で作業、管理ができる。ということになりますね。具体的にはSaasにはどんなサービスがあるの?最近ではいろんなジャンルのSaasが出てきています。それこそビジネスに関するほとんどのジャンル(グループウェアや経理関連、デザイン系など)に進出しています。少しずつ具体例をご紹介したいと思います。グループウェア系①Google Workspaceメール、カレンダー、ビデオ通話、文章作成に表計算、クラウドストレージなど、ビジネスに使用するほとんどのソフトウェアを網羅しており、個人的には、正直Google Workspaceなしにビジネスすることは考えられなくなっているほど便利なSaasです。②Microsoft 365こちらもビジネスシーンではGoogle Workspaceと並んでよく使われているSaasの1つです。いわゆる『Officeシリーズ(Word / Excel / PowerPointなど)』がクラウドで使えるようになったものがベースになっています。会計・経理系①Money Forword クラウドビジネス向けの経理系Saasの筆頭です。銀行、クレジットカード、電子マネー、POSレジ、勤怠管理、人事労務手続きなど様々なサービスと連携することで、入力や仕訳を自動化できるサービスです。さらにAIで学習することで最適な提案をしてくれます。会計の知識がある方におすすめのサービス。②freeeこちらは会計系Saasの人気サービスで、主に個人事業主の方に人気のサービスです。特徴的なのは⚪︎×で答えていくことで確定申告ができてしまう機能があること。MFクラウドとは対象に会計知識がなくてもある程度完結できるのが魅力。ただし、何か問題があった時には対応が難しいとも考えられます。チャットサービス系①Slackコミュニケーションツール系Saasの王道と言えるサービスで、日本語対応してからあっという間に広がりました。IT系のエンジニアや大手企業での導入が多い印象があります。チャンネルという名前のトークルームを分けることができ、それぞれに関係者だけを配置して話したりデータのやり取りをすることができます。②ChatworkSlackが日本語対応する前に中小企業を中心に一気にシェアを広めている国内産Saasです。ほとんどSlackと機能はほとんど変わりませんが、当初は他社とのやりとりがしやすいという特徴が強みでした。今はSlackでも同じような機能もあり、シェアを二分しています。③Discodeこちらも非常に人気のあるSaasです。フリーで使用できる範囲が多いため、ビジネス向けというよりはゲーマーやアート系のカルチャーで使われ出し、現在ではスタートアップ企業などもよく利用しています。上記の2つと違うのは回線を強くするための短期的な視野の回線強化システムがあるということです。その他のSaas①Notion泣く子も黙るオールマイティSaas。このサービスは元々ノート系のサービスで人気でしたが、そこにグループウェア系の機能が加わり、これ1つで事足りるようになってからはその他のSaasが太刀打ちできないほどの便利さを持ち、圧倒的な人気を誇る状態が続いています。我々も毎日よく使っているので、なくてはならないSaas第1位なのではと感じるほどです。Notionについての記事も過去に書いているのでぜひ読んでみてください。→ 情報の共有管理はこれで完結!?Notion(ノーション)日本語ベータ版が公開②STUDIOウェブサイトがノーコードで作れるSaas『STUDIO』。こちらも我々esorabridge(エソラブリッジ)は大変お世話になっています。現在のウェブサイト制作は全てこちらを使って製作しているというハマりっぷり。無料プランでもかなりいいサイトが作れるので、ぜひ一度使ってみてください。Saasのメリット・デメリットSaasを使用するメリット・デメリット①Saasを使用するメリット我々が考えるSaasを使用するメリットは以下の通りです。開発コストが抑えられる。チームメンバーで同データを同時に操作できる。トラブルに関するリスクがない。常に最新バージョンを利用できる。②Saasを使用するデメリット逆に我々が考えるSaasを使用するデメリットは以下の通りです。システム障害時の損害が大きい。システム自体の変更や改善が待ちの状態になる。といったところでしょうか。メリット・デメリットについての考えSaasを使用するメリットはなんといってもコストの軽減が可能になることだと思います。現在使用できるSaasのクオリティと同等のものを自社開発しようと思うととんでもない費用がかかりますし、それらのシステムを保守するためのエンジニアも必要です。そうなると開発や人材といった高コストで対応しなければならないものが増えて経営の大きな負担になります。それらを考えなくて良くなることはとてつもないメリットだと思います。個人的にダメージの大きいデメリットは、システム障害系です。何かしらのトラブルが起きていても、自社ではどうすることもできないので、サービス提供サイドの報告待ちになり、先々を予測することが困難にはなります。AWSのトラブルが起きた時には、一斉に様々なサービスが止まってしまい、大変困った記憶があります。差引しても圧倒的なメリットがあるSaas上記のメリット、デメリットを差し引きしても圧倒的なメリットが感じられるSaasはこれからのビジネスにおいては、しばらく欠かせない存在になっていることは間違いありません。どんどん登場するサービスに引け越しになりそうな時もありますが、知って損はない素晴らしいソフトウェアがたくさんあるので、今後も注視して魅力的なサービスが出てくることを楽しみにしたいと思います。まだ使ったことがないという方がいれば、これをきっかけに、ぜひ使ってみてくださいね〜👋