SEOシリーズ第3弾。ここまでは、SEOで有効な『相互リンク』と『キーワード選定』について書いてきました。第1弾 【SEO】最適化に有効な『相互リンク』って何?第2弾 【SEO】キーワード選定の基本と実践方法について考えてみる。さて、今回はウェブサイトのメンテナンスについてのブログになります。サイトを運営していると、定期的なメンテナンスが必要になります。しかし、メンテナンスはただの「修正作業」にとどまらず、SEOの観点からも重要なポイントを押さえて行うことで、検索エンジンでの評価を高め、より多くのユーザーにサイトを訪れてもらうチャンスを広げることができるんです。この記事では、SEO効果を向上させるためのメンテナンスのポイントについて、詳しくご紹介します。少しボリュームが大きくなるので、目次から必要な項目を見るのもいいと思います。1. サイトの速度改善サイトの読み込み速度は、ユーザー体験やSEOに大きな影響を与えます。読み込みが遅いと、ユーザーがサイトを離れてしまい、直帰率が上がってしまいます。ここでは、速度改善のための具体的な方法を整理してみたいと思います。画像の最適化大きすぎる画像はページの読み込みを遅くする原因になります。画像を圧縮してサイズを調整することで、ページ速度を改善して見ましょう。ツールとしては、TinyPNGやJPEG Optimizerなどが使いやすいです。esorabridgeが使用しているStudioというプラットフォーム(ウェブ開発ツール)では、自動で最適なサイズにリサイズしてくれるのでかなり助かっています。キャッシュの活用サイトにキャッシュを設定することで、再訪問時のページ読み込み速度が向上します。これは、ユーザーが再度同じページを訪れたときに、データの再ダウンロードが不要になるためです。不要なプラグインの削除特にWordPressを使用している場合、不要なプラグインはサイトの動作を重くします。開発中に様々なプラグインを試してそのままという方は、ぜひ不要なプラグインを削除して、サイトのパフォーマンスを最適化して見て欲しいです。2. モバイルフレンドリーなデザイン近年では、多くのユーザーがPCではなく、モバイル端末でサイトにアクセスしているため、モバイル対応は必須です。Googleはモバイルファーストインデックスを採用しているため、モバイルでの使いやすさがSEOに影響します。ちなみにモバイルファーストインデックスとは何か、Googleの言葉を借りると以下の通りです。Google のインデックス登録とランキングでは、スマートフォン エージェントでクロールしたモバイル版のサイト コンテンツを優先的に使用します。これをモバイルファースト インデックスと呼びます。引用:モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法(https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/mobile/mobile-sites-mobile-first-indexing?hl=ja)レスポンシブデザインのチェックサイトがスマートフォンやタブレットでも正しく表示されるように、レスポンシブ対応ができているか確認します。esorabridgeの制作するウェブサイトは、ほぼすべての端末で正確にコンテンツが表示されるように、必要に応じてブレイクポイント(設定した画面サイズでデザインが切り替わるように指定をするポイントのこと)を設定し、デザイン、構築を行なっています。クリック可能な要素のサイズボタンやリンクが小さすぎると、スマートフォンでは操作しづらくなります。指でタップしやすい大きさに調整しましょう。Studioでは、モバイルのプレビューがかなりしやすい設計になっているので、esorabridgeの制作するサイトでは、何度もプレビューしながらしっくりくるサイズを検討しています。ページの表示スピードモバイルでのページ読み込み速度も重要です。ページ速度をチェックするには、GoogleのPageSpeed Insightsを使用すると便利です。Studioでは、このスピード対応が難しい部分があるため、その点について改善がきたされますね。3. 内部リンクの整備とリンク切れチェック内部リンクは、サイト内でのユーザーの移動を助けるだけでなく、検索エンジンがサイト全体を理解する助けにもなります。また、リンク切れがあるとユーザー体験が損なわれ、SEOに悪影響が出ることもあります。リンク切れチェック定期的にサイト内のリンク切れを確認し、無効なリンクがあれば修正しましょう。リンクチェッカーなどのツールが便利です。内部リンクの最適化関連するページや記事同士にリンクを張ることで、ユーザーが他のコンテンツにアクセスしやすくなります。これにより、滞在時間が延びるなど、エンゲージメントの向上も期待できます。こちらの大切さは、第1弾でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。第1弾 【SEO】最適化に有効な『相互リンク』って何?4. 古いコンテンツの見直しと更新サイトのコンテンツが古くなっていると、検索エンジンからの評価が下がることがあります。新しい情報にアップデートすることで、最新の情報を提供できるだけでなく、SEOの効果も高められます。内容の更新たとえば、数年前に書いた記事を今の情報に基づいて更新し、最新のキーワードや関連情報を加えることで、再度検索エンジンに認識されやすくなります。キーワードの再検討その記事がターゲットとしているキーワードが今も有効であるか確認し、必要があれば更新や追加を行います。不要なページの削除やリダイレクト役立たなくなった古いページは、関連するページへリダイレクトを設定すると良いでしょう。これにより、ユーザーが他のコンテンツにアクセスしやすくなります。5. セキュリティの強化セキュリティ対策も、SEOに間接的に影響します。Googleはhttps対応サイトを推奨しており、サイトの安全性は検索エンジンからの評価に影響するためです。SSL証明書の確認これはもはや必須ですね。サイトは必ずhttpsにしましょう。ブラウザによっては、httpsではないサイトには警告が表示される場合もあり、非常に信頼を損なう可能性があります。サイトがhttpsで運用されているか確認し、証明書の有効期限を定期的にチェックします。https対応サイトはユーザーからの信頼も得やすくなります。esorabridgeが制作に使用しているStudioでは、Webサイトを安全に公開するため、独自ドメイン接続時にTLS証明書を発行してくれるので安心です。セキュリティプラグインの導入WordPressなどのCMSを使用している場合、セキュリティプラグインを導入して、サイトの保護を強化しましょう。パスワードの強化サイト管理者用のパスワードを強固なものにし、定期的に変更することで、セキュリティを向上させましょう。最近では、究極的には非常にプリミティブですが、オフラインでの保存が最強と言われてます。(確実に無理なので僕は採用しづらいのですが...)6. サイトマップの更新サイトマップは、検索エンジンにサイト全体の構造を伝えるためのファイルです。新しいページを追加したり、削除した場合は、サイトマップを更新してGoogle Search Consoleなどで再送信しましょう。XMLサイトマップの更新新しいページを追加した際には、サイトマップを更新して、最新情報がクローラーに伝わるようにしましょう。Google Search Consoleでの確認更新したサイトマップをGoogle Search Consoleに送信することで、サイトの情報が検索エンジンに正確に伝わります。7. メタデータの確認と最適化メタデータ(タイトルタグやメタディスクリプション)は、ページの内容を検索エンジンに伝える重要な要素です。定期的に見直し、最適化を図りましょう。タイトルタグとメタディスクリプションの更新主要なページのメタデータが古くなっていないか確認し、最新のキーワードを含めるようにします。文字数の最適化タイトルタグは50〜60文字、メタディスクリプションは150〜160文字を目安に設定し、検索結果で切れないようにしましょう。まとめ書いてみたら、とても項目が多くて疲れましたが、一通りの整理ができたと思います。サイトのメンテナンスは、SEO向上に役立つ重要な取り組みです。定期的にこれらのポイントを見直し、実施することで、検索エンジンからの評価が高まり、ユーザーにとっても使いやすいサイトを維持できます。このブログが、皆様の効果的なメンテナンスの一助となれば嬉しいです。